kencube


ストリーマ タクティクス01

シンキング ライン の使用方法

 

 

パワーヘッド2.5m 3m 4m 7mライン や パワーヘッド2 7.3m というスペシャルラインの特徴!

このラインは、沈みやすく浮きやすい構造を持っております。

バット部分の直径を太くして、リアー部分のテーパーを一気に細くしてあります。

このことにより、スイング中にロッドの位置を高くすれば、ラインのテール側が上方向に向きやすく、ラインの沈下を防ぐのです。

さらには、そこでリトリーブをすればラインは少し浮き上がるです。

 

すなわち、思い通りのシンクレートを微妙に操作できるのです。

このことは、シンキングラインの釣りを行う上ではとても重要な事なのです。

スイングの釣りの極意の部分ですね。

 

本流の釣りで、プールへ流れ込んでいる瀬から釣り下って行く場合ですが、

水温が上昇して来た季節、特に天気がよい日は、鱒は太陽光線を嫌うものです。

鱒たちは、水面が波立ち太陽光線が水中へ入りにくくなる、流れに入ってくることはご存じですよね。

体温の上昇を嫌うからです。

そんなときは、流れ込みの通常よりも少し上流から慎重に探っていくのですが、

このときの鱒は表層に定位しているのか?それとも中層なのか? ベッタリ川底にいるのか?

 

皆さんはどう考えて釣っていきますか?!

 

鱒が定位している場所の推定が付かなければ、探る事なんて無理ですよね!

 

それは流速と川底の状態で大きく変わるのです。

その部分は川の水面を見て見極めなけれなりません。

 

川底の岩が大きければ、水面は波立ち、激流!とも思わせる状態に見えるでしょう。

川底の石が小さければ、水面は割に穏やかで、たいした流れではなさそうにも見えますが、立ち込んでみると、その割に流れの押しが強いと感じるでしょう。

 

これは、前者と後者では、川底の流れのスピードが大きく変わり、使用するラインの選択も変わってくるのです。

 

水面が波立つということは、川底に岩などの抵抗物があり、それに水が当たって、水面を波立たせます。

水面が大きく波立つということは、その分の川底の流れが遅くなっているという証拠です。

川底の部分が流れにくいために、水面に出てきていると思えばよいでしょう。

この場合は表面の速い流れの下には、緩く流れた部分の層が広くあり、その部分に鱒は入ってくるのです。

一見 激流!です。

波頭が白くなり、大きく波立っている急な瀬!

そこへ鮎釣り師が、首まで浸かって釣りをしている映像などを見たことがありませんか?

実は、波立っていた方が、立ちこめるのです。

岩の裏はゆっくりした流れがあるし逆流もあるのです。

見た目は凄いけど、です。

 

 

後者の一見水面は平らに流れ、穏やかに見える瀬では、川底の岩が小さく、川底近くまで速いスピードで流れているということです。

このような場所で、腰まで立ち込むと、腰が浮き、流れが重く強く あっという間に流されてしまうのです。

そんな場所は、鱒も同様です。

鱒は特別で、必死になり流れに逆らって中層を泳ぐなんて事はあり得ません。無駄な体力は消耗させないのです。

その場合は、川底ベッタリ、川底近くに少しあるゆっくり流れる部分に身を潜めています。

 

そのように、狙っていく場所が状況により大きく変わっていくのです。

前者の様な場所を、タイプ4などで探っていってしまうと、鱒の下にラインが入り、フライを見向きもされなくなってしまいますし、簡単に根掛かりをしてしまいます。

後者をインターミディエイトで探っていってしまうと、速い流れに押し流され、一瞬に流下してしまい 鱒の補食行動範囲にフライが入っていかず、これもまた見向きのされなくなってしまうのです。

 

どこに鱒がいてどこを狙って釣るのかが重要なのです。

そのためには、まず自分のラインがどの辺りに沈んでいるのかを知らなくてはなりません。

 

シンキングラインをキャストして、水面近く、または さほど深くない場所を釣る時は問題ないのですが、深い場所で大場所で釣りをしていく場合、

何を基準にラインを決めるのか?そこが問題なのです。

「他の方の話を聞くと、#10タイプ2で釣れているので、私もタイプ2で良い」これでよいのでしょうか?

自分も同じ#10ラインならば良いかもしれませんが、たとえば自分が#6を使用していたなら、大間違いになってしまいます。

 

ラインは、長さ、番手 形状によりシンクレートが大きく変わってきます。

#10ラインと #6ラインでは、シンクレイトは大きく変わりますので要注意なのです。

 

さらには

ユニホームシンクなどは、フルシンクのラインとは全く違ってきますので、要注意なのです。

 

そこで重要なのが、ラインの水中での角度です。


 

ラインと水との関係ですが、

ピンスポットを狙って行く場合と大型河川を広く探っていく場合とでは、使い分けなければならないことがあります。

ラインは、水の抵抗を大きく受けていることです。

流れに対して逆らわずになじませていけば、フライは安定します。

 

図1

 

流れに逆らうよう角度が付きますと、フライは不安定になります。

 

図2

 

図1 のように、

 

 

 

川は、どの場所も常に一定の流れがあるわけではありません。

当然の事ながら、流心は流れが強く、脇は流れが弱いのです。

 

さらに言うと、流心を見ていても解るのですが、岩など自然の障害物があるわけですから、よ〜く見るとその流れも必ず強弱があり、流れているのです。

渓流でも同じで、流れの中に立ってみてください。

しかも腰くらいまで入って、少しキツイ流れかな?って思えるるくらいの場所に立つと

よくわかるのですが、

流れは一定ではなく、必ず強弱の押しの強さを感じるはずです。

 

これは、余談ですが、昔、九頭竜川へ鮎つりに行っていた頃のことです。

川漁師の方にいろいろと教えて頂き釣りをしていました。

その時、川漁師の方は、首まで水に浸かり、激流に立ち込み、次々と大物鮎を釣り上げていくのです。

そこで、私もあとを続き釣っていったのです。

連続で鮎がかかる時は問題ないのでしたが、掛からない時があり、その時に野鮎を探し、おとり鮎を少しずつ泳がせていくのです。

その時は、激流の底近くにおとり鮎を沈めるために5号というオモリをメインにさらに余分に追加して釣っていたのです。

すると、時々、岩の間にそのオモリが入り込んでしまい、取れなくなるのです。

ラインを引いてゆるめて、その繰り返しで外れることもありますが、外れた時には、おとり鮎は疲れ果て使い物にならない状態になってしまいます。

最悪な状態では、オモリが岩に挟まってしまい、おとりごと糸が切れてしまうのです。

1匹釣って、1匹切れ! 下手をすると2連続切れ!

そんな状態になっていた時です。

川漁師さんは、相変わらず淡々と釣り続けていて、困っている私にこう教えてくれました。

「杉坂くん、君は、重めのオモリを使用して、流れに逆らって釣りをしているから、オモリが不安定になっているんだよ」

「流れに逆らわずに釣りをしなさい!」

 

そう!

私は少し重めのオモリに設定をして、ラインを縦にして釣っていたのです。

 

 

解りやすく説明しますと、こんな様子です。

 

 

 

では、なぜ 川漁師さんは 安定して根掛かりもしないで、釣り続けていたのでしょうか!

 

流れに逆らわず釣りをしていたから、オモリがフラフラせず安定していたのです。

 

これは、ラインが水に入っていく角度の違いなのです。

 

水に逆らわずに!

これが大切なことなのです。

フライラインは水の抵抗を大きく受けます。

フライラインが水中で角度が付いていたらどうなるでしょうか?

 

流心では当然、ラインは浮き上がってしまいます。

ここで、強烈な重さのシンクティップを使用したらどうなるかと言いますと、

流心に重さを合わせたら、その脇の流れの弱い所では、いきなり根掛かりになるでしょう!

一定のシンクレイトにフライをトレースするのは難しいのです。

 

ユニホームシンク シンクティップラインなどです。

(このタイプのラインは、流れのない湖、海、水深がさほど深くない川での使用がお勧めなのです)

 

 

九頭竜川でサクラマスを釣る時もそうでしたが、早い時期、場所によってはサクラが底近くにいるからと、タイプ4のラインを使用したことがあります。

流心を釣るのは問題ないのですが、スイングし始めると、フライが岸側へ来る前に、根ガカリです。

川は水路と違って必ず流れに強弱があります。

強の流れにウエイトを合わせれば、弱の流れには重すぎてしまうのです。

そこで必要なのが、何処に魚が定位しているかを見極め、その流れを中心に、少々軽めのラインを使用していく事がベストなのです。

 

ポイントに近づき、キャストするのではなく、キャストしてからラインを送り込む、

送り込むという作業で、ラインを沈下させていくのです。

そう考えていくと、ラインを安定させるベストな形状は、

ランニングラインとの接続部分から近い部分にウエイトをしっかりと乗せていくことがベストなのです。

 

ユニホームラインというラインは、湖の釣りで、一定のシンクレイトを釣っていくのに有利なラインとして考えられたラインです。

この図のような流れが無い場所においては、先端が沈み、湖の底の形状に近い形でラインをトレースしてくることが出来るラインなのです。

 

しかし、流れのある場所で使用しますと、流れに押され、フライの位置は不安定になってしまうのです。

 

 

流れに逆らうということは、良いことではないのです。

ラインは、その特製を知った上で、どう使用していくのかが問題なのです!

 

ラインは、バットといわれる部分が重要で、そこを中心に動きが決まります。

 

 

では、ラインが斜めになっていくユニホームやシンクティプが良くないのか?というとそうではありません。

 

大きな河川では、不要かもしれませんが、さほど深くない河川や、中小型河川、ピンスポットを狙って行く上では必要なラインなのです。

 

考え方として、河川でのシンクティップは、先端が5mならば、5mのシンキングラインを使用して釣りをしているつもりになれば良いのです。

渓流の様な河川では、9mもラインがあると長すぎてピンスポットからラインが出てしまい、流れにラインを取られ思うようにフライをスイング出来ないのです。

そこで、先端3mとかのシンクティップを使用して先端部分のみをぽんスポットへ入れ込み、フライをスイングすることが可能になります。

また、これらは川底を中心とした考えでの釣りをしていますが、初夏に近づき、鱒が水面に近い所を定位してきますと、水面を中心の考え方に変わってきます。

水面から、どこまで沈めていくか、です。

その場は、シンクティプの方が、微調整がきき、有利になってくるのです。

 

話はそれましたが、フルシンクのラインを使用した場合の考え方としては、

ポイントの流れに合わせた、ラインの選び方が必要なのです。

たとえば、流心脇に魚潜んでいると思われた場合は、流心に合わせたウエイトのラインではなく、その脇を流すのに必要な重さを使用して

キャストする着水点を、上流へ持って行き、ナチュラルに沈下させ(ラインを送り込んでいく)必要な深さまで沈めていくことがベストなのです。

 

私は、時々行いますが、20mの長さくらいまで送り込んでいき、30m〜40m下流を少し軽めのラインで探っていくことも行っています。

 

魚が潜んでいる場所、深さに、いかにして長い時間フライをスイングさせられるかが、この釣りの極めつけの部分ではないでしょうか?

魚にやる気があり、活性が高い時などは、少しは浅くても深くても、フライが離れていても、魚が追いかけて勝手に釣れてきてしまいますから、

釣れない時、釣りにくい時などが、その考え方が発揮される時などです。

 

kencube 製作のラインは、このようなことを考えに入れ、製作しております。

 

そして、ここ最近密かに流行ってきている事があります。

それは、パワーヘッド2のラインを改造して使用する方法なのです。

ここ近年はスペイブームで、多くの方が長いラインでスイングの釣りを行っています。

しかし、この方法では解禁当初か人が来ていない場所なら釣れますが、多い場所では全く釣れないのです。

それは、鱒にとって、スイングの動きは、違和感があるからなのです。

違和感があるから目立ち、すれていない魚はヒットしてきます。

小魚やニンフが流れを横切って泳いでいるのでしょうか?

これはアトラクターな釣りなのです。

管理釣り場で、放流直後、マラブーフライをリトリーブすると、1キャスト1フィッシュ状態で入れ食いになります。しかし2日は、どうでしょうか?

3日目は? 3日目ともなりますと、さすがにアタリすらなくなるという事は珍しくありません。

これと同様です。

ルアーも同様で、アピール度の高い釣り、自然にない動きで釣る方法は、早く釣れますが飽きられるのも早いのです。

そこで、ロングラインマン達が多い場所では、7mラインは爆釣し、大流行になりました。

そして、さらには、パワーヘッド2のラインを5mにカットして使用しますと、これがまた凄くて!

ナチュラルに近い動きでフライが流れますから、人が釣った直ぐ後からでも面白いようにヒットするのです。

そこで開発されたのが

パワーヘッド 2.5m ライン  3mライン 4mライン です。

これらの短いラインをキャストするならば、オーバーハングを1〜2mにしてキャストしてください。

ラインの反動ウエイトが乗り、タイトループができて、気持ちよく飛んでいきます。

ラインが短い場合は、抵抗が少ないモノフラットの25LBのランニングがお勧めです。

驚くほど釣果が変わってきますので、是非チャレンジしてみてください。

 


 

こんな事もありました。

 パワーヘッド7m タイプ3

犀川が解禁して、解禁2〜3日は釣れていたようですが、その後フライでの釣果は激減していたと聞いています。

そこへ、解禁5日後このパワーヘッドを持って行ってきました。

結果は、5カ所入ったポイントですが、全てで魚が釣れました。

とんでもない大物をヒットさせ、延々とやりとりをしましたが、流れに乗り下られ、その魚を力で止めようと頑張った所、頭を振りズンズンと大きな衝撃が伝わってきたあと、口切れを起こしたのか、フライは外れてしまいました。

その巨大な魚の姿は見えず残念でした。

その他、

美しいレインボーもいくつか釣れ、このラインの凄さを感激しました。

 

結局、多くの方がスペイを行っていて、

解禁は問題ないのですが、魚は3日もしますとスレスレになってしまいます。

スペイを行っている方のラインは長く、スイングスピードが自然と速くなってしまうのです。

 

それと比較して、この7mラインを使用しますと、スイングスピードは自由に操れます。

ここは多くの方が入っているであろうと思われる場所では、スピードは遅く半ナチュラル系の流し方をすれば、鱒は警戒心を弱くし

フライを口にしてきます。

そんな釣り方を多く使用した結果、あまり釣れないといわれる状況の中、いくつもヒットすることが出来たと思います。

 

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パワーヘッド タイプ2

 

 

これは、蒲田川へマッチング・ザ・ハッチの釣りを行いに行った時のこと、

蒲田の釣りを1日中止し#10ロッドでストリーマを引きに、下流の高原川へ行ってきました。

 

 

放水口下流の水量がある淵で、犀川と同様のタイプ3で攻めていました。

流れ込みから釣り下り、急深となる核心部分へさしかかった時、ラインが根掛かりをしてしまいました。

ゆるめては引き、ひいてはゆるめ、何をしても根掛かりは外れなかったのです。

仕方なしにランニングラインを引き続けると、不安は的中! ランニングラインから切れ、フライラインを無くしてしまいました。

ラインの先端部分が岩の隙間に入って取れなくなってしまったのでしょう。

この日は、4カ所目で、雪の多い時期ですし、魚の気配も全く感じられなかったところで、ラインの損失。

かなりショックで、どうせ何もつれないから、これでやめようと諦めて帰ろうとしたのです。

このとき、7mラインは大人気で全てが一瞬にして完売してしまい、在庫のない状態だったのです。

大切なタイプ3を無くしてしまって・・・・・・

意気消沈した私は、完全に諦めていました。

しかし車までの距離はかなりあり、雪の中を延々と歩いてきたことを思うと、そう簡単には帰りたくないし・・・・・

少し休憩して、気持ちを改め、タイプ3で根掛かりをしてしまったので、次はタイプ2がベストであると確信し、パワーヘッド7m タイプ2を着け

フライは、ブラックゾンカーでキャストし始めたのです。

ラインを変え、2投目、フライをひったくるような強烈な衝撃が伝わってきたのです!

その後、頭を振る動作の「ズンズン」という動きを感じ、その後一気にラインを引き出していった走りに、

これは、ある程度の大きな魚である事を確信したのです。

この走り、イワナならば50どころか60cm近いのでは?

この場所は、イワナが多い場所だったので、とっさにそう感じたのです。

しかし、動きが少し派手な事に疑問を感じ、もしかするとレインボー?そうも思えました。

 

ゆっくりと落ち着きながら、引き寄せてくると、結構太ったレインボーだったのです。

ヒレピン!

自然繁殖した魚でしょうか?

 

 

このとき感じたのは、諦めずに帰らなくて良かった!

 

タイプ3で深くを探りすぎていたために、魚の下にラインがいきフライまでも底を動いていたのか、魚に発見されなかったのでしょう。

同じ場所に、タイプ2でスイングさせたら、即座の反応に、ラインの選びかたの重要さを再確認させられました。

この後、常にラインはベストへ各2個ずつ、持って行くようにしております。

車の中のバックには予備が入っているのですが、やはり現場へ持って歩かないとダメですね。

 

kencube ラインのパッケージはなぜジップ袋なのか

 

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ラインのタイプは、それぞれが必要に応じて製作されているのです。

たとえば、タイプ2で全てのポイントが探れるようならば、他のウエイトのラインは必要なくなります。

しかし、そんなことはなく、ラインのシンクレイトはとても重要で、かなりシビアなのです。

タイプ2で何度流して釣れなかったポイントへ、タイプ3にラインを変えて流したら、1投目でヒットというのは良くあることです。

 

釣りへ行くのには、大切な休日と、そこへ行くまでのコスト(ガソリン、高速代、食費など)が大きくかかってきます。

そこで、タイプ2があるからタイプ3はやめておこうと ラインの1本をケチったために、とんでもない大物を手に出来ない可能性もあるのです。

 

私は良く海外へ行きますが、それも同様です。

50万から60万円、スティールヘッドともなると高い時は 80万円近くのお金を払って釣りに行きます。

そこで、持って行くラインは、当然ながら、フローティング×1  インターミディエイト×1 タイプ2×2 タイプ3×3 タイプ4×2

使用頻度と損失頻度の問題で数を決めていますが、

これがロシアで、シンキングラインがメインの釣りの場合は、全て2〜3本ずつは要していくのです。

 

ラインを無くしてしまったために良い釣りが出来ない!そうなったら全ての旅費が無駄になるのです。

 

日々の釣りでも同様です。

 

ラインは、紛失しなければ、3年〜5年、私が使用している最古のものは、20年近くになっています。

30年前、アラスカで使用したタイプ3の#8は、ゴワゴワになってしまいましたが、今でも引き出しの奥にあります。

 

使用年数で考えていくと、1本のラインはさほど高いものではありません。

そこで、ケチって持っていないために、大きなチャンスを逃すことの方が、もったいないと思いませんか?

 

以前のことですが、2月、犀川の釣りでは、タイプ2で始めはやっていたのですが、ラインが浮いていて、底を感じないためにタイプ3に交換し

良い釣りが出来ました。

その後、犀川橋下では、タイプ2に替え、送り込み距離を長くし、スイングスピードを抑えて流していったら、他の釣り人の後でもヒットさせることが出来ました。

3月の高原川の時も、タイプ3のみならば、あの魚はヒットせず終わっていたでしょう。

 

結局、シンクレイトは、結構シビアなのです!!

魚がスレてきていれば、特にそういえます。

10cmの増水、減水では使用ラインウエイトは変わってきますから

毎回釣り場に立って、ラインを流して川の状況を確かめ、

ラインはこまめに交換し、そのポイントにベストな物を使用することがよいのです。

 

ラインは必ず各タイプとも揃え、フライもウエイト入り、ウエイト無しのパターンを揃え、ショットも別に持って、

適切なシンクレイトにフライをトレースするようにしなければ、このストリーマの釣りでは良い釣りが出来ないと思います。

 

この釣りは、あとは根性! 努力というか、黙々と探り続けることが必要です。

 

その他、

 

パワーヘッド 7mラインを使用して、初のストリーマに挑戦し 中部山岳の本流で、41cmのヤマメを筆頭に良い釣りをされた

パワーヘッド 7mラインでサクラマスをいくつも釣られた方など

数多くの報告が入ってきています。

このラインが、扱いやすい証拠ですね。

チーム  K・Bullet  仲間からの報告 ここにも多くの報告が入ってきています。

ご覧ください。


この年の犀川の2月の解禁は少し増水気味で、釣りが難しい状況でした。

多くの釣り人が入っていたが、ほとんどの方が口を揃えて「全く良くない!」というばかり。

そんな状況でも、釣り方によっては爆釣出来るのです。

行ってきました!

釣ってきました!

初心者でも爆釣です!

2010年2月 爆釣

その2 最強のシステム